●2006年11月
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はいっ!今年もやって参りました 秋恒例、まるごと女子中学生の闇鍋大会〜! |
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わーっわーっ、げしゅげしゅー! | |
ってコラぁ!ひとこと言わせろ! | |
…言ってやれ、とおか…あたしゃもうなんぞ言う気力もないよ…。 | |
今年もって、これ何度目の中学二年生!? | |
そこは突っ込むな! | |
そー言うわけで、ココいちとせ神社にお集まり頂いている ワケですけれども、皆さん、お好きな具はお持ち頂きました? |
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サクサク進行するね、サクサク。 | |
…イラストがイラストだから、カニ食えると思ってたのに…。 | |
それも充分楽屋ネタげしゅよ。 | |
料理上手のいちとせさんが丹誠込めて作り上げた 自慢のだし汁がお鍋で良い香りを立てています。 さぁ、みんなでコレを台無しにしましょう! |
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…料理上手だったんだ? | |
さぁ?私に聞かれても? | |
とりあえず、食えるモノ入れような…。 | |
それでは司会進行の私から、もちろん大好きなモノと言え | |
私を入れるとか言うのはナシな。 | |
お先につきひさん、どうぞ! | |
図星か。 | |
と言うか、何入れるか言っちゃダメだろ。各々内緒で入れろよー。 | |
おーう。 | |
げしゅー。 | |
………。 | |
私のぱんつを脱がそうとするな。 | |
あふん。 | |
そろそろ煮えた頃かね、料理上手のいちとせクン。 | |
こんなモノ料理と呼んではダメげしゅ。 | |
あちゃ、手厳しい。 | |
…それ、少なくともいちとせさんは料理と呼べなくなるような代物を 入れたという証明たる発言ですよね…。 |
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にゃ、誰でもこの吹きこぼれる煮汁の色を見れば…。 | |
……も、もう少し煮ようか? | |
煮沸すれば多少は毒気も消し飛ぶかも知れないし…。 | |
より化学反応が促進されてこの世ならざるモノが精製されるやも…。 | |
そんときゃこの巫女しゃまいちとせにお任せアレ! 天魔覆滅ってなもんよ! |
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よっ、大統領!頼りにしてるよ! | |
決めゼリフが忍者なのが気になるけど! | |
いちとせさんはひっそり頼りになりますね! | |
ひっそりは余計げしゅー。 | |
はははは。 | |
ははは。 | |
はは。 | |
………。 | |
…鍋の中身みたいにグダグダですね…。 | |
言わんでよろしい…。 | |
……つってもさ…現実的に、鍋にそんなとんでもないモノ入れるヤツって いるハズないじゃん…。自分が食べるかも知れないワケだし…。 |
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そ、そうだよね?お百姓さんにも失礼だしね? 美味しくはないかも知れないけど、そんな現実に食べられないモノを…。 |
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ここはフィクションです…現実じゃないんです…。 | |
…言わんでよろしい…。 | |
そでげしゅよー。現実にこんなかわゆい巫女中学生がいたら 世間が放ってはおかないげしゅよぅ。 |
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試食一番手はいちとせからな。 | |
意義なーし。 | |
はれれ!? | |
…そろそろ、行きますか。 | |
ほれ、いちとせ、電気消すから好きなの取れ。 | |
消灯状態で好きなモノを取れと!? | |
取ったモノは必ず食うルールだからな。 | |
せめて箸の感触で当たりを付けるしかないんげしゅね…うるる…。 | |
強い反対もせずに素直に一番手に甘んじるいちとせさんが少し可愛い。 | |
うー…ど、どれにしようかな…つんつん……あれれ? | |
…なに、どうしたのいちとせ。 | |
箸が消えた…溶けた…。 | |
もう止めよう!この鍋止めよう! | |
そう言うわけには行きません!ココまでグダグダ続けてきて 中身を確認せずに終わるわけには行きません! |
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いや、命に関わるってマジで! | |
はい、いちとせさん、樹脂製の箸!割り箸じゃないから今度こそ! | |
お…おう。 | |
素直に応じるなよ!可愛いなぁもう! | |
あ…なんかひらひらの。白菜かなにかげしゅかね…?あーん…。 | |
………。 | |
…どきどき…。 | |
…………! | |
ぱくっ。 | |
ど、どうですかいちとせさん!? | |
舌は!?喉は!?胃は大丈夫か!? | |
神社で葬式って出せるのか!? | |
あ、美味しい。 | |
ズコー!! | |
当たり引いたみたいげしゅ。白菜入れたの誰げしゅかねー? | |
…。 | |
…。 | |
…。 | |
……え。 | |
はいはい次はー!司会進行食べれ!たちどころに! | |
わ、私ですか!?し、進行役は最後まで残らないと…! | |
私の、愛の籠もった食材が、食べられないの…? | |
行かせて頂きます! | |
…うち…何食ったんやろ…。 | |
ほいっ!ぱくっ! | |
行ったー! | |
もひとつほいぱくっ! | |
もひとつ行ったー!お前どこの体張った若手芸人だ!? | |
……。 | |
ど、どうよ? | |
………………。 ひっく。 | |
ひっく? | |
でゅふふふ〜、つきひたーん、愛してますぅ〜♪ | |
酔っぱらった!鍋食って酔っぱらったよ! | |
あ、そうか。鍋なのに酒が足りないんだ。 | |
気付いてる場合か酒飲み中学生!アンタが入れてないなら誰も 酒なんか入れてないはずなのに!なんで酔うかな! |
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つきひた〜ん、…あら、ちょっと大きくなりましたぁ? | |
な、なんで分かるの!?以前の大きさ知って… じゃなくて!じゃなくて! |
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パルプンテ鍋だね、こりゃ。 | |
お、上手いこと言った。「なにもおきなかった」「こんらんした」の次は? | |
…まじんが、わらいながら? | |
……いちとせは放心状態だし、陽鳥は混乱状態だし、 このままそっとお開きと言うことで…? |
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異議なし…。 | |
それでは、そっと臭いモノにはフタを…。 | |
つきひぃ〜、アンタも食べなさいよー。ほれほれー。 | |
ん、んぶっ!?むぐぅっっ!? | |
つ、つきひ!? | |
………とおか……お前は良いよなぁ…。キャラ立った姉がいて…。 | |
ネガティブライダー!? | |
一緒に地獄へ堕ちよう…? | |
やめー!!んー!むぐー! | |
…お…とおか、おはよう…。 あ、あれ?確か昨夜って…!? |
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…こうして、健康に目を覚ます日常がどれほど尊いモノか、思い知りました…。 | |
神に一歩近づきました。 | |
…でもさ、何が怖いって…。 | |
……? | |
目覚めたら空っぽになっている鍋が、一番怖い…。 |
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