●2006年12月
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はーい!レズっ娘苦羅武、全員集合ー! | |
もう集まってます。 | |
…その、民明書房っぽい当て字、止めてください…。 | |
シャラップ!貴様等、世紀の一大イヴェントを前に 何の画策も無しなんてだらけた事、よもやぬかすまいな!? |
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クリスマスは毎年ありますよ。 | |
そもそも人に尋ねている時点で自分に策がない事を 露呈しているようなモノだと思いますけど。 |
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…ふっ、あんた達もだんだん言うようになってきたわね…。 一度、シメておくべきかしら? |
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あ、やっ、何コレ!?地面から!? | |
髪の毛!とつき老師の髪の毛がっ! だ、だめっ、ソコは…!あっ、ひゃうぅっ…! |
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ら、らめれすぅ…、謝りますから、やめてぇ…。 | |
ふむ、よろしい。ではさっそく今日の議題、 「聖夜の陵辱大作戦」に関して意見交換を。 |
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ソコまでとんがったコト目論んではいませんけど。 | |
………………。 | |
ちょっと?みそか嬢? | |
………………。 | |
今の攻撃で放心してるみたいですね。 | |
もう、さすが小学生、ウブなんだから。えいっ♪ | |
あ、ひゃああっ!! | |
あらら、腰砕けにへたり込んじゃいました。 | |
かーわい♪えい、えいっ。 | |
あひゃ、やぁ…あ…。かれんちゃぁん…。 | |
夢まで見始めたわね。 | |
と言うかこの寒い中何故吹きさらしの公園で相談事など。 | |
何言ってるの。缶のコーンスープをいただくには 絶好のロケーションじゃない。 |
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長丁場が予想される相談事には最悪のロケーションです。 大体コーンスープ買ってきたの、とつきさんだけじゃないですか。 |
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しょうがないわね…会議が終わったらおごってあげるわよ。 そのためにも早くいい意見を提出なさいね。はい、何かある人。 |
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あ…あの、今の老師の技があれば誰でも簡単に落ちると…。 | |
お、復活した。 | |
そう簡単には行かないのよ。私の唯一にして最大の武器である この触手頭髪、もうこよみ先輩には手の内を読まれてるの。 |
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自分で触手って言った。 | |
こよみお義姉様もとつきさんにだけは厳しいですからね。 私にはとても優しい方ですのに。 |
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あ、そうですね。こよみさんもつきひさんも良くしてくださって。 | |
…良いよな、つきひさんが優しく接してくれる奴は…。 | |
…え?あ、あの、ごめんなさ | |
ソレだぁっ! | |
わ、ビックリした! | |
な、何ですか老師?良いアイディアですか? | |
そうそう、つまり…ごにょごにょ。 | |
……?ごにょごにょって? | |
「内緒話を打ち明けた」という漫符なんだから、字面通りに取らない。 | |
めーりくりすーます! | |
はい、みそかちゃん、ケーキ。遠慮しないで食べてね? | |
あ、ありがとうございます…!今日はお呼び頂き、誠に…。 | |
もう、堅苦しい挨拶はナシ。クリスマスパーティに友達を誘って かしこまられても困るよー。 |
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…はい、ともだち、ですものね…。 | |
? | |
ふふ、かれんちゃんもさり気なく棘を刺すわね。 | |
無邪気で無自覚なのが余計に、な。 | |
えぇ?何かヘンな事言った?わたし。 | |
良いのよ、今くらいの方が見ていて楽しいから。 | |
た、楽しまないでくださいぃ。 | |
ところで、お姉ちゃん達は誰も呼んでないの? | |
あいにく、いちとせもとおかも予定があるってなぁ。 | |
私も、クラスメートから誘われたけど、妹と過ごすって断っちゃって。 | |
明らかに話題に出すのを避けてますよね? | |
だって…ね? | |
ねぇ? | |
お互い苦笑しつつ目を合わさない。 | |
…可哀想な師匠と老師…。 | |
え?何か言った? | |
い、いいえ?あの、シャンパン頂きたいんですけど、 アルコールの入っているモノはあったりしますか? |
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あ、うん、赤い瓶がアルコール入り。とおかさん用に買っておいたんだけど。 だから他の瓶で飲んでね? |
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はぁい。赤、赤。 | |
………とおかを呼ばなかった自分を、呪うがいい…! | |
な!?何か地獄のソコから悪魔のつぶやきが聞こえた気が!? | |
は?ココには我々4人しかいないよ?テレビの音じゃない? ねぇ、みそかちゃん、君は何か聞こえ…。 |
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えへぇ〜、つきひお義姉様〜♪ | |
わっ、み、みそかちゃん!?何、急に抱きついて!? | |
あー!赤い瓶はアルコール入りだって言ったのに、飲んじゃったの!? | |
つきひさーん…! (よし、ココで私がさりげなくつきひさんの動きを封じて…!) |
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おじゃまします! | |
な、なんでお前が!?呼んでないだろうが! くっ…!ちょ、みそかちゃん、離して!アイツを追い返せない…! |
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みそかちゃん、酔うと抱きつき上戸なんだねー。 | |
いらっしゃい、陽鳥ちゃん。やっぱりアナタがいないと面白味に欠けるわね。 つきひにどんどん好きなコトしちゃって頂戴。 |
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そういう自分はとつきさん呼ばないワケ? | |
だって、人を凌駕してるし。このポッケの塩辛があれば近寄れないわよ。 | |
失礼しまっす! | |
はいどうぞ…って、アレ?私? | |
とうっ! | |
あ、あっ!ダメ、そんな、いきなりポケットの中に手を…! や、やんっ!ソコは、とつきにも触られたコト無い…! |
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…あ、ついつきひさん用指技テクニックが発動して。 | |
な、なに?今日はいったいどうなってるの…?どきどき。 | |
えいっ、取ったぁ!塩辛ゲット!結界解除です! | |
よし来たぁ! | |
わっ、出た!今、ブラウン管から!テレビから出てきたよ! | |
誰が電影少女よ。アンテナを介して肉体を転送しただけよ。 さっきつきひちゃんが「テレビの音」って言ったのはニアピン賞ね。 |
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あ…っ、みそかちゃん、やめ…! | |
ちょっと、ひ、ひどりちゃん…うあぁぁん! | |
……ひょっとして、この展開は…。 | |
そ、今回の作戦。お互いのターゲットを取り替えて無防備な相手を 各々襲って骨抜きにして、それから本来の相手を美味しく頂こうって。 |
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じゃ、じゃぁ、とつきさんのお相手って…! | |
大丈夫、痛くしないわよ…。ヘンになっちゃうくらい、良くしてあげる…! | |
ちょ、ちょま、ちょっ…!いやあぁぁあ! | |
がちゃん! | |
いってぇ! | |
…あ、とつきさん、それ、頭に当たったの、塩辛の瓶…。 | |
にゃあぁあ!?ど、どうして!?陽鳥!?あんた!? | |
あれ、その辺に転がしておいた瓶がない…? | |
…!?じゃあ、投げたのは!? | |
もう、もう止めてください!かれんちゃんに非道い事しないで! | |
み、みそか!?何故だ、何故裏切る!? | |
私…私、気付いたんです…。 お二人と違って、私はかれんちゃんに好かれているから、 こんな無理矢理な作戦に荷担する必要はないって! |
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しまった!ばれてもうた! | |
確信犯かい! | |
ごめんなさい、つきひさん、未来のお義姉様にこんなコトを…。 | |
…え?あ、いや…。なに? い、いや、決してイキかけていたわけでは。 |
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大丈夫ですか?つきひさん? | |
失せろぉ!スローイングブラスタァアァ! | |
きゃあぁ! | |
くっ、お、覚えていろよ!帰ってシャワー浴びないと、塩辛がー! | |
…はぁ、はぁ…助かった…。 | |
ちょっと、陽鳥ちゃんのテクは、忘れられそうにないかも…。 | |
みそかちゃん…。 | |
…あの、私、ごめんなさい…! かれんちゃんともっと仲良くなりたくて、こんな…。私、わたし…! |
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みそかちゃん…。 お姉ちゃんを助けてくれて、ありがと…! |
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………あ………! | |
もうこの際、アルコール入り飲んじゃお!ほら、つきひ姉もこよみ姉も! | |
いや、私お酒は…。う、むぐっ。 | |
あらら、一口で顔真っ赤にして。可愛いわねぇ。 | |
もう、こよみ姉はザル過ぎ。 | |
あはは……。 あの、かれんさん。 |
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? | |
めりー、くりすます♪ | |
…上手く行きませんでしたね、今回の作戦…。 | |
不穏因子の排除を徹底しなかったのが敗因か…。 しかし、苦羅武員数3人のこの集まり、ひとりでも削るわけには…! |
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…というか、そもそも加入した覚えは…。 | |
やかましい! はげすぎて死ね! |
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ずがぁぁああん! |
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