●2009年12月
L size 1280x1024 92.6k |
|
M size 1024x768 65.6k |
いちとせ、休み時間なのに勉強とは熱心だな。 | |
いっちーって呼んで。 | |
何の勉強だいちとせ。 | |
フッフッヲ、勉強なんて生温いことしているいっちーじゃないのげしゅ。 これは、そう!崇高なる、創作活動! |
|
明日から期末試験だぞ? | |
聞かなかったことにするげす。何作ってるか、聞きたいげしゅか? | |
あ、そうだ、つきひにCD返さないと。 | |
返答すら無しかよ!とおかりゅん、この舞い落ちる雪の様に冷たい…。 | |
快晴だけどな。 | |
試験が終わったら冬休み、冬休みと言えばクリスマス。ここまではOK? | |
なんだかわからんがとにかくOK。 | |
クリスマス会で披露するオリジナルソングを作詞していた最中なのよ! どう!?おののいた!? |
|
…まだクリスマス会の企画すらたってない時点でそんなコト 一生懸命やっている事実におののいたわ…。 |
|
デレるにゃ〜♪ | |
で、なに?それどんな隠し芸? | |
芸じゃないっしゅ!マジ泣けるバラードですよ!? | |
ちらりと「恐怖」とか「血祭り」とか「スーサイド」とかいう単語が見えたが。 | |
あら、いやん、そっちは隠し芸用の仕込みネタげしゅ。 | |
とんでもないくらいクリスマス会やりたくないんだが。 | |
さて、終わった終わった、試験も終わりました! | |
…いろんな意味で、オワタ…。 | |
まぁまぁ、せっかく解放されたのに陰鬱にならんでも。 | |
げしゅ!げしゅ!聞いて欲しいげしゅ! | |
なんですか、試験中も同じテンションでやかましかったいちとせさん。 | |
何で鉛筆走らせるのに掛け声がいるんだよ…。もう先生も匙投げてるし。 | |
生徒も慣れて相手にしてないけどね。 | |
だって…静かな教室に鉛筆の音だけって状況が耐えられないんだもの…。 | |
これで成績悪くないから腹立ちますよね。 | |
で?何を聞かせたいんだ? | |
歌? | |
しーっ!しーっっ!ソレは当日までナイショ!…え、えっと、 皆様、クリスマスのご予定は、なにかありますでしょうか? |
|
あ、私家族で月旅行に。 | |
えーっ!? | |
私、姉妹で海底鬼岩城に。 | |
ばぎー!? | |
ボクも、一家で熱海に…。 | |
はぁ。 | |
なんでがっかりするの!? | |
じゃ、じゃあ今年のクリスマス会は…。 | |
あいにくですけど、今年はやれませんね。 | |
すまんね、また来年な。 | |
げしゅ…。 | |
…ちょっと可哀想なくらい落胆してましたね。 | |
お互い様だよ、隠し玉用意してるのはいちとせも同じなんだし。 | |
じゃ、クリスマス当日はいちとせの家の前に集合で。 | |
…あら、あなた巫女の。 | |
あ、とつきたんの妹さんのお姉さん。 | |
行って戻ってるわよ。どうしたの浮かない顔して。 もっとオバカでノーテンキなキャラじゃなったあなた? |
|
実は、かくかくしかじか…。 | |
…準備は良いかね、皆の衆…! | |
あの、無断で上がり込んだら不法侵入じゃ…。もう夜中だし…。 | |
クリスマスは総てが無礼講!行くぞ、せーの…。 | |
メリー!! | |
くりすまーーーーーーーす!! | |
っわああっ!? | |
なっ、なんですか!? | |
ヲッヲッフ、皆さんおそろいでようこそ我がクリスマス会、会場へ。 | |
え…どして、なんで? | |
私が総てを悟る者。 | |
姉!ばらしたな!! | |
お互い様げしゅよー、黙ってたんだから。 | |
くっ…してやられるとは…いちとせはともかく…。 | |
はぁい。 | |
つきひ姉、めりくりー。 | |
なんでこいつらがいる!? | |
随分な言い方ね、クリスマス会は大勢が楽しいからって、いちとせちゃんが。 | |
あははー、驚いたつきひ姉の顔、見たかったしねー。 | |
皆さん、悪巧み好きですね…。 | |
そりゃもう、とつきとの同席を耐えてまで。 | |
…今年も、一緒に過ごす異性がいなかったとか、そういうんじゃないからね…。 | |
……私は、かれんちゃんとの聖夜、幸せですけど…♪ | |
とにかく、あがりんしゃい。舞台は整っておるよ。 | |
まったく…何というか、根本的な部分でいちとせにはかなわないな…。 | |
あ、それボクも昔から思う。 | |
せっかく怖がらせようと持参した狼男のお面が無駄に…。 | |
ハロウィンかよ。 | |
さて、それでは場も盛り上がってきたところで、いちとせたんから貴方へ! お歌のクリスマスプレゼントにゃー! |
|
お、出来たのか。 | |
…その割には、楽器のひとつも見当たりませんけど。 | |
楽器なんて弾けないから、アカペラげしゅ。 | |
せつなっ! | |
手拍子、よろしくお願いするげしゅよー。 題して、「君にサヨナラを」! |
|
パクリだー! | |
うぅ…さすがに外は寒いな…。 | |
とおかりゅん、疲れたげしゅか? | |
あ、いや、ちょっと外の風に当たりたくなっただけ。 | |
そんな酔っ払いみたいな……飲んでたげしゅか…? | |
ま、まさか!ちょっとだけだよ! | |
なら良いげしゅ。 | |
でも、バタバタのクリスマス会になっちゃって、プレゼントも用意できなかったのは ちょっと寂しかったかな…。 |
|
げしゅはそんなことないげしゅよ。お歌も隠し芸もプレゼントできたし♪ | |
……あの隠し芸は、ないわ…。 | |
でへぇ♪ | |
まぁ、こうして今年も一緒に過ごせて、良かったなぁ…。 な、いっちー。 |
|
…!も、も一度言って!今のも一度! | |
い、言わないよ!もう戻るぞ! | |
にゅふふ…めりくり♪ | |
ところでつきひ、試験の結果聞いてないんだけど。 | |
…水を差さないでくれ…。 |
back |