●2010年1月
L size 1280x1024 295k |
|
M size 1024x768 203k |
あけおめ、みそかちゃーん。 | |
おめでとう、かれんちゃん。今年もよろしくね♪ …晴れ着姿、可愛い…。 |
|
何言ってるの、みそかちゃんこそ可愛いよ? | |
そ、そそそそんな!足元にも及ばない! | |
何その謙遜の仕方…。 | |
はいはい、いつまでおのろけやってるの。 | |
あ、いらしたんですかお姉さん達。 | |
どうせあたしたちゃ邪魔者ですよ、はいはい。 やっぱり別々に初詣行こうかお姉。 |
|
そうねぇ…馬に蹴られて死んじゃってもイヤだし。 | |
今年は寅年だぜ? | |
なんでー?一緒に行こうよ。年が開けて暗いうちから 初詣って、なんか特別な気分でウキウキするじゃない! |
|
まぁ、普段こんな時間にこれだけ大勢の人間がうろついている 状況なんて滅多にないからな。FF13の徹夜組以来だ。 |
|
割と最近じゃない。 …まぁ、ココにソレでなくても浮き足立ってる娘がいるわけだけど。 |
|
わ、私は別に!かれんちゃんが可愛いからってそんな! 皆さんと同じ理由でテンション上がってるだけで! |
|
だれもみそかちゃんとは言ってないじゃない? | |
う…ぐ。 | |
あははー。特別な日な上にこんな格好してるとテンション上がるよね。 | |
いや、着物だけの話じゃないぞかれん…。 ま、そういう訳だからあたしたちは別行動で。縁があったらまた会おう。 |
|
うー…わかったー。お姉ちゃん達も友達同士で動くんだもんね。 三が日中に姉妹でもう一度初詣に行こうね。 |
|
それはもう初じゃない…。それにアタシたちは別に約束は…。 あれ?お姉は? |
|
あの…先程、何者かに脚を絡め取られて引き摺られるような姿でご退場されましたが…。 | |
やっぱり約束あるんじゃない。 | |
日も出ないウチからご苦労様です…。あたしも誰か探そうかな。じゃ、さらばっ。 | |
はーい、良いお年をー。…じゃ行こうか、みそかちゃん。 | |
はい!正月早々縁起が良いです! | |
??顔赤いよ?大丈夫? | |
さすがに人多いねー。 | |
近場では手頃な神社だからね、いちとせさんのトコロ。 | |
これだけ多いと、痴漢さんとかいたりして…。 | |
そ、そんな輩は私が金の力で排除し…ひゃっ!? | |
??みそかちゃん? | |
…え?何かお尻に…いや、きっとたまたま触れただけ…ひゃううっ!! | |
みそかちゃん、まさか本当に? | |
な、何故かいきなり直接衣服の中に…。 | |
はぁい、おふたりさん♪ | |
出たァ! | |
それ、知り合いに逢った時の挨拶じゃないわよね。まぁいいわ。 あけ・おめこ・とよろ、おふたりさん。 |
|
おめ…? | |
復唱しなくて良いのかれんちゃん。あの、老師、さっきこよみお姉さまを…。 | |
ごちそうさまでした。 | |
なむあみだぶ! | |
何?どういう事? | |
一年の計は元旦にありってね。それよりみそか…あなた正月早々上手くやってるじゃない。 | |
あの、コレはたまたま…お姉さま方が気を利かせてくださって…。 | |
私も貢献したわよ。 | |
あざっす! | |
もっとも、ありがたかったけどね。会話のおかげで先輩の背後に隙ができてて。 お礼と言ってはなんだけど、はい、コレ。 |
|
…なんですか?このポチ袋…。 | |
私からのお年玉。後で開けてみなさい…二人っきりになったら、ね。 一年の計は元旦にありよ。じゃ、あでゅ♪ |
|
じゃーねー、とつきさん。…お姉ちゃんはどうしたんだろ? | |
初めての姫が…いえ、何でもないです。お賽銭投げに行こう! | |
あ、うん、そだね。 | |
…一年の計は…。 | |
おひゃようご両人! | |
なんで日常の挨拶なんですかいちとせさん。 | |
ささ、賽銭箱はこちらぞよ!入れた額だけ願いが叶う!遠慮なさらず! | |
商売っ気出し過ぎです…。みそかちゃんは小銭持ってる? | |
かれんちゃんとかれんちゃんとかれんちゃんとブツブツ…。 | |
うわぁ、迷わず札束放り込ん出る。 | |
みそかちんは良い娘!ご利益ありますぞ!ついでにあたしのお年玉もありそう! | |
え、ここからお年玉出てるんですか。 | |
まぁ、かれん嬢は庶民だから期待してないげしゅがね。 | |
ひっかかる言い方だなぁ…。 | |
さて、ソレじゃ初参りも済ませてくれたおふたりに祝福を与えましょう。 奥の部屋でお祓いしてあげるからおいでなせ。 |
|
え、良いんですか?そういうのって普通、別料金なんじゃ。 | |
まぁまぁ、固てぇコト言いっこ無しで。奥の個室で二人っきりでしばらく待ってておくんなまし。 | |
はぁ…タダならいいか。得したかもね、みそかちゃん。 | |
…二人っきり…二人っきり…? | |
ちょっと建物の奥に入っただけで静かで暗い…。ちょっと雰囲気あるかも…。 | |
いま…いま二人っきり、まさにかれんちゃんと二人っきり…! | |
う、ちょっと寒いね。みそかちゃんは大丈夫? | |
え!?あ?ひゃい!?にゃにが!? | |
わ、まだ顔赤いよ…?もしかして風邪?体冷やしたらだめだよ? | |
あ、あの、あの…。 (い、いいい今こそ老師のくれたこのお年玉を…!) |
|
こうやって、くっついてればちょっとは暖まるかな?ぴと。 | |
あ、か、かれんちゃん? | |
みそかちゃんあったかい…へへ、私が暖まってちゃダメだね。 でも、気持ちいい…。 |
|
かれんちゃん…。あの、私…一年の計は元旦にああるから言うね!私、かれんちゃんが…! | |
…ぐー…。 | |
……寝ますか…。慣れない夜更かしだもんね…。 | |
…なんですか?コレ。 | |
面白いものが見られるっていうから…。 | |
うむ、どうやら計画は失敗のようだな…。 | |
…でも、可愛らしいものが見られたじゃないげしゅか。二人して毛布にくるまって…。 | |
まぁ、ね。これはこれで良しとしますか。 | |
じゃ私たちも一年の計を元旦に祈りましょうか、つきひさん! | |
それじゃまた、冬休み明けに学校でな。 | |
でもあんな毛布、あの部屋にあったげしゅかね…? | |
あれは私の手渡したポチ袋から出たのよ。 | |
わぁ、とつき殿。…この際大きさがまるで合わないのは置いといて、 最初からこうなることを予想して毛布を準備してたげしゅか?なかなか気の回る。 |
|
いや…あれからはその時みそかちゃんが一番望むものが飛び出すはずだったのよ。 私の計画ではあそこからはおちん |
|
それでは皆さん今年もよろしくー!! |
back |