●2011年10月
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すっかり秋ね…風の冷たさが心地良いわ…。 | |
どうしたんですか、そんな真っ当なセリフ、似合いませんよ。 | |
あら、じゃあなにかしら、お前を蝋人形にでもすればいいのかしら。 | |
堪忍して下さい。 | |
あの…老師、ところで今日は一体何の集まりなんですか…? | |
あらやだ、もう察しが悪いわねこの子は、えいっ♪ | |
うにゃんっ!! | |
髪で上下を同時に!?こいつは一撃でクリア級だ! | |
は、はふぅ…ま、負けません…! | |
立ったー!みそかが立ったー! | |
勝ち負けって何よ…。はい、陽鳥。あんたは分かってるわよね。 | |
カラオケおごってくれるんですよね? | |
とうっ! | |
ひっ、ひああぁぁっっ! | |
髪で上下どころか前後をも同時に!?何というスペシアルな荒業!? | |
今日あなた達を呼んだのは他でしかないわ。とおかの様子がおかしいのよ。 | |
他でしかないならわかりっこないじゃないですか…。 | |
と、とおかさんです…か…?学校では特に変わった様子は…。 …あ、でもまた最近お乳が大きくなったような |
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はいぃっ! | |
くうぅぅぅんっ! | |
上下前後どころか鼻の穴耳の穴へその穴まで同時に!? | |
妹の乳の話はしないで…姉も脅かされてるんだから…。 | |
や…やっぱりアレは異常ですよね…。 | |
で、今回はその原因を突き止めようという話ですか…? | |
ご名算!みそか、あなたあとで可愛がったげるわ。 | |
遠慮します。 | |
この空き地はとおかの帰り道…あいつがやってきたら追うわよ! | |
え…とおかさんいつもこんな道通らないのに…確かに変なのかも…。 | |
足音が聞こえてきましたよお二人! | |
よし、それではレッツストーキン…ところで陽鳥。 | |
はい? | |
あなたもうちょっと耳掃除しなさいよ…。 | |
ひぎぃ! | |
あ、一番大きな声。 | |
…コッチは商店街ですね…。 | |
いつもいちとせさんと帰る道とはずいぶんかけ離れてる…。 そもそも一緒に帰ってないのが解せません。 |
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ね?おかしいでしょ?家では普段通りなのに。 | |
…いつも下校を見守ってるんですか…? | |
あによ、可愛い妹なんだから当然じゃない。その場にいなくてもGPSでばっちり。 | |
…多分私たちの知っているGPSとは違うんだろうなぁ…。 | |
ねえ老師、直接聞いちゃダメなんですか? | |
何を言ってるの!それをしたら面白くないし、第一あの年頃は微妙なんだから 変なコト聞いて傷つけちゃったら可哀想でしょう! |
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「面白くない」を後にしたほうが良いんじゃないですかね、今のセリフ。 | |
あっ、とおかさんお店に入りましたよ! | |
え!?どこどこ!?見逃した! | |
見ててくださいよ。 | |
ファンシーショップ…。 | |
……………。 | |
とおかさんには全く似つかわしくない類の店…。 | |
そーですか?私はかれんちゃんと良く行きますけど、とおかさんにも お似合いのグッズはいっぱいあると思いますよ…? |
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私もつきひさんと一緒に行きたい!けどあの人ゲームショップしか行きたがらない! 似合いそうなヘアクリップとかシュシュとかいっぱい選んであげたいのに…! |
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心の叫びはそのへんで…次は服屋さんに行くわね…。 | |
また妙に可愛げな品揃えの店に…!似つかわしくない…! | |
えー?似合うと思うけどなー。ほら、このワンピなんか…。 | |
想像できない! | |
えー。 | |
……とつきさん、私、分かりました…。 | |
あら、奇遇ね、私もよ…。 | |
?? | |
男。 | |
!!! | |
きっと好きな相手が出来たから自分を飾り立てようとしてるんですよ…! | |
恥ずかしいから学校や家で知った顔には普段通り振舞ってるのね…! | |
そ、そそそんな男だなんて…!決め付けるにはまだ早…! | |
あによ!みそかあんた私の妹に春が来たらいけないって言うの!? | |
ひ、ひってまへん〜。はやとひりはいくないと…。 | |
ともかく理由がわかった以上、長居は無用ですね…! | |
あら、察しが良くなったじゃない陽鳥。そうね、次は…。 | |
彼氏探し。 | |
ほっといてあげましょうよぉ! | |
私は家に戻ってあの子の部屋を漁るわ!陽鳥あなたは学校の机を! | |
らっじゃ! | |
もう…何なんですか何なんですかそのご近所のおばちゃんみたいな下世話根性…! ……分かったら教えて下さいね? |
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散っ! | |
…さて、私はどうしよ…とおかさん調べには役に立てないし…。 | |
あれ、みそかちゃん? | |
ぴっ!? | |
ひとりで商店街?かれんちゃんはいないんだ。 | |
はっはいっ。え、えと、エージェントはそこかしこに張ってると思いますけど…。 | |
えーじぇ…?まいいや、ちょうど良いところで会ったよー。何買えばいいか分かんなくて。 | |
わっ!わたしもそっち方面には!あまり免疫がなくて! | |
…?いや、深く考えなくていいんだけど、みそかちゃんが貰うとしたらどんなのが良いかな。 | |
…はい?貰う?あげるんですか? | |
もうすぐさ、いちとせが正式に巫女になった記念日で。だからお祝いに何かプレゼント しようと思ったんだけど…こういう可愛げなのって良く分かんなくて…。 |
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あ…はぁ…。 | |
どうかな?どれがあいつに似合いそうかな? | |
はいはい…結局ノロケ話には変わりないんですね…。 | |
? | |
良いですよ、おつきあいします!いちとせさんって私服はどんな好みですか? | |
え?さぁ?制服と巫女服しか印象にないや。 | |
(駄目だこの人!) | |
……なあ、姉…私の部屋のものの配置が微妙に変わってるんだけど…? | |
なっ!?あんたそれに気付くタィプ!?わ、私は引っ掻き回したりしてないわよ! | |
いま、語るに落ちたんだけど。 | |
ひっ、ひぃぃっ!その、その手の塩辛をしまってええぇ! |
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